「【新潟】新保岳 展望満足」
( 6) 98/05/05 19:31


ＧＷも最後の５月５日、新保岳へ行ってきました。
以前ここの会議室でＷさんから勧められた山です。新潟市から北へ向かいます。
村上市から更に少し北です。新潟市からは車で約１時間半の距離でした。
標高８５２．２メートル、１等三角点（補点）が置かれた山です。

結構きつい登りの連続で、たっぷりと汗をかきました。（くさり場まであり、冷
や汗もかきましたが。）ぶな林がきれいな山でした。ぶなの若葉の中をどんどん
高度を稼ぎます。展望はありません。きつい登りのおかげで、頂上まで約１時間
４０分と、ずいぶん早く着きました。

さて３６０度の大展望・・・と思ったら、大違い。北、東、南方向は樹林に妨げ
られて何も見えません。唯一西方向だけ、開けていました。穏やかな日本海が広
がり、すぐ目の前に粟島がくっきりと浮かびます。遠くに佐渡も見えます。佐渡
は蜃気楼のように頭だけ海の上に浮かんでいました。

「今日の満足度は小、でも森林浴に来たと思えばいいナ」と下山にかかりました。
ところがです。頂上から数分下った急な登山道の途中。一気に展望が開けました。
（登りの時はあまりの急登で振り返る余裕がなかった場所なのでした）
北からまず残雪の月山。以前小路Keiさんに”中華鍋を伏せたような”と教えて
いただきましたがその通り。次に真っ正面に残雪の朝日連峰。大朝日から以東岳
までデーンと連なります。次に富士山型の祝瓶山。少し離れて鷲ヶ巣山。のこぎ
りの歯のようです。次はやや遠景ですが、西吾妻、飯森山。（この２山はカシミ
ールがなければ判らなかった）その南にはこれも残雪が美しい飯豊山。今日の飯
豊は真っ白ではありません。残雪模様で一段と美形。新潟から見る形とはだいぶ
違います。飯豊本山が一番左に見え、ここから２年前に苦労したダイグラ尾根が
手前に延びてきているのが判ります。杁差が一番右。

こんな大展望はこの場所だけでしたが、やや下ると、今度は北側の展望が開けた
場所があり、鳥海山が現れました。そんなに遠くはありません。尾根筋を追う事
ができるくらい。やはり残雪模様の美しい姿です。

おかげで今日の満足度は一気に大となりました。

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信 @ Niigata-city