【展望ポイント】ビュー福島潟
( 6) 97/12/15 20:42


水の駅、”ビュー福島潟”の紹介です。今回ミニコンサートを聴きに、初めて
訪れたのですが、展望ポイントとしてもお勧めでした。
福島潟は新潟市の東約25キロ、豊栄市の郊外に存在します。新潟平野の北部、
蒲原平野、その中の阿賀北、その中のほぼ中央でしょうか。人間が乗ることが
できるほど大きな葉をつけるオニハスの北限として、またオオヒシクイの飛来
地としても知られます。
国営の大規模な干拓事業により潟の大部分は美田に変わりましたが、おかげで
残る水面はわずかとなってしまいました。
最近、残った水空間を大事にしようという気運が盛り上がり、潟周辺の整備が
なされているようです。

12月14日は、12月の新潟としては珍しく晴れ上がり、快晴。目的の”ビュー福
島潟”は田園地帯の真ん中にそびえ、遠くからも良く目立つ。福島潟の湖畔に
立つ円筒形の６階建ての建物。本来は福島潟を眺めたり、渡り来る野鳥の観察
が目的の建物なのだろう。この日は絶好の好天気だし、夕方５時開演のコン
サートまでは間があったので屋上からゆっくりと周囲の展望を楽しむ。
左手、北から櫛形山脈。正面にデンと二王子岳。新潟市から見るよりずっと大
きい。後ろに飯豊連峰がそびえるが、中央部は二王子に隠され、その北端の杁
差岳（えぶりさし）と南端の大日岳しか見えない。飯豊の山々は真っ白に光っ
ているが、二王子は薄化粧というところ。もっとも二王子岳のなかでもニノッ
クススキー場のゲレンデは真っ白に見えている。二王子の右奥、大日の手前に
は烏帽子岳が白く光る。更に右（南）には五頭連峰。五頭連峰も薄化粧だ。そ
の右（南）は菅名岳。その右（南）は粟ガ岳。新潟市から見る姿と少し違う。

快晴の中、雪をかぶった初冬の山々がそれぞれ美しい。十分に堪能する。上空
を見やれば青空の中にいく筋もの飛行機雲。そう、新潟上空は航空路の十字路
なのだ。夕方、日が西へ沈む。西方向は遠く新潟平野の向こうに角田山、弥彦
山が並ぶ。弥彦の肩へ日が沈む。夕焼けが美しい。

田園地帯にそびえる６階建ての建物。周囲に何もないので３６０度の展望が得
られる。特に二王子岳、五頭連峰の展望ポイントとしてお勧めでした。

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